茨城県教員採用試験

平成18年度茨城県高校商業受験報告

茨城県の1次の問題は教職・一般及び専門試験の問題はマークシートではなく記述式です。したがって問題自体はかなり難しいと感じました。しかし、基本的な内容をしっかり得点すれば合格はできると思います。自分が受験した手応えでは今年の教職・一般試験はよくとれて6割ぐらいしかとれていないと思います。つまり記述式であるために勉強をきちんとしていない人は解答できずきちんと勉強した人は確実に点数がとれというようにそこで差がでているのではないかと実感しました。以下に教職及び一般試験と専門試験について自分が受験してみて重点的に勉強した方がいいのではないかという内容を書いておきますので参考になればと思います。

教職・一般試験

教職教養は、教育法規、教育心理、教育原理(特に中央教育審議会の答申)がよく出題されています。今年は「食に関する指導体制の整備について」と「今後の教員免許制度の在り方について」が出題されており、昨年も答申2題出題されているので最新の答申過去3〜5年分出された答申には目を通しておいた方がいいかもしれません。教員養成セミナーで5〜6月ごろ答申の特集があるので全て目を通しておいてください。一般教養は基本的な内容からマニアックなものまで出されているのでマニアックな問題は捨て問題で基本的な内容は確実に解けるように対策を立てておいた方がいいと思います。あと時事問題も一通り目を通しておいた方がいいと思います。

専門試験

専門試験に関しては基本的に商業に関する科目はどれも押さえておいた方がいいです。「商品と流通」「経済活動と法」「マーケティング」「商業技術」「ビジネス基礎」「簿記」「原価計算」「ビジネス情報」などを重点的に勉強した方がいいと思います。特に茨城県は「原価計算」が昨年も出題され、昨年は等級別原価計算表、今年は組別原価計算表が出題されたので来年度は工程別原価計算表または単純総合原価計算表が出題されるかもしれません。いずれにせよ「簿記」および「原価計算」は商業高校で使用する検定対策問題1級の問題集を一通りやっておいた方がいいと思います。それと今年は英語実務が出題されておりません。昨年は出題されたので来年はひょっとしたら出題されるかもしれません。ちなみに今年の専門の出来はほぼ9割程度点数とれていると思います。

一次試験の内容と対策については上記の要領で勉強すればたぶん大丈夫だと思います。しかしあくまでも自分の考えを述べただけなのでどの分野のどの科目が出題されても解けるように幅広く対策を立てた方がいいと思います。自分は商業高校で使用する問題集「商品と流通」「マーケティング」「経済活動と法」「ビジネス基礎」「簿記」「原価計算」「ビジネス情報」は一通り全部やりました。一通りやればかなり自身になる力はつくと思います。あと時事通信社の「高校商業の頻出問題」の問題集の内容も全て覚えました。この問題集は全ての分野が網羅的に掲載されていてかなり参考になると思います。教員養成セミナーの商業の問題と絡めて勉強するとかなり力がつくと思います。
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